漫画家・山川直人のブログです。


by emikanta62

あの頃

『ぴあ』休刊のニュースを聞いて「へ〜」と思ってたら
俳優の原田芳雄さんが亡くなって、
『ニューミュージックマガジン』の中村とうよう氏の訃報。
10代の後半から20代の半ばにかけて夢中になっていたものが
たて続けに消えてしまった。

『ぴあ』はもう20年は買ってなかったし、
『ミュージックマガジン』は10年くらい前から
興味のある特集のときだけしか買ってない。
いまさら、惜しいとか悲しいとか言うつもりはないし、
言う資格もないのだろうけど、寂しいことは寂しい。

見たり聴いたり読んだりして
ほんとうに血となり肉となったのは20代半ばまでのもので、
その後に出会ったいろんなものは、
服や帽子や鞄みたような気がする。

私の10代後半から20代半ばというのは、
1978年から1988年あたり。
インターネットのない時代だから
雑誌が大きな情報源だった。
『ぴあ』派か『シティロード』派か、
『ミュージックマガジン』派か『ロッキンオン』派か、
そんなことが大問題だったりした。
原田芳雄と言えば
『田園に死す』『龍馬暗殺』『ツィゴイネルワイゼン』…。
あの頃のことをいろいろ思い出した。

思い出したついでに、その頃、1986年、
ソ連のチェルノブイリで原子力発電所の事故があった。
連日大きなニュースになって、
広瀬隆の『危険な話』がベストセラーになって、
私のような者でも、ある決心をしたりした。
…決心したんだけど、
その頃からもう、バブルがはじまっていたんだ。

チェルノブイリで事故があったとき、
アパートで一人暮らしの私は
クーラーもビデオ・デッキもゲーム機も持ってなかった。
パソコン、携帯電話は、存在すら知らなかった。
いまね、ぜんぶ持ってる。
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by emikanta62 | 2011-07-22 04:50 | 日々のあれこれ