年末の掃除

妻が年末の掃除だといってバタバタはじめたので、
ウソでも締め切りの迫った漫画を描いてるふうに、
机に向かっていなくてはならない。

このあいだテレビのバラエティ番組で、
正しい箸の持ち方が出来るの出来ないのとやっていた。
もうずっと前の20代の頃、
実用書のイラストの仕事で、
箸の持ち方とか食事の作法とか、
そういう絵をずいぶん描いた。
絵を描いて頭ではわかっているのだけれど、
実はいまだに正しい箸づかいが出来てない。

小学校にあがる前に友達の家に遊びに行って、
ご飯を食べさせてもらったことがあった。
そのとき私の箸づかいを見たそこの両親が
「ほら見てごらん、直人くんはちゃんとお箸つかってる」
と言って、友達をしかってた。
そのときそれを真にうけて、
「ああ、僕はちゃんと箸を持ててるんだ」
と、思ってしまったのが大間違い。
いまごろ彼、マコトくんは、
正しい箸づかいでご飯を食べていることだろう。

という話をテレビを見ながら話していたら、
「正しい箸の持ち方が身に付く箸」というやつを、
妻が買ってきた。
指をあてるところが少しヘコんでいて印が付いてる。
それからは食事のたびにそれを使っている。

箸だけでなく鉛筆やペンの握り方も
人とは違うオカシな握り方をしているらしいんだが、
それで今日まで絵を描いてきたことだし、
正しい握り方になって絵が変わっても困るので、
このままでいいことにして描いている。
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