
ビッグコミックオリジナル増刊に連載していた
『ほらあなレコード』』が1月30日、
Web書店にて電子書籍版のみで販売開始です。
紙の本での刊行を待っていてくださった方には
申し訳ありません。
ちょっとお高いですが全18話、
単行本2冊分のページ数があります。
よろしくお願いいたします。
❉Web書店で『ほらあなレコード(1)』とありますが、
全1巻で完結です。
【タイトル】ほらあなレコード
【著者】山川直人
【装丁】小沼宏之[Gibbon]
【発行日】2026年1月30日
【発行】小学館
【判型】電子書籍/362頁
【価格】1,100円(税込)
~『ほらあなレコード』あとがき~
子供の頃から絵を描くこととお話を読むことが好きでした。中学生のとき、それが一つになっていることに気がついて漫画を描くようになったのです。いっぽう、音楽についてはずっと奥手でした。それでも家には母方の叔父にもらったレコードプレイヤーがあり、テレビアニメの主題歌なんかを聴いていました。
高校生になって音楽好きの同級生の家に遊びに行き、吉田拓郎やビートルズを聴かせてもらいました。音楽っていいなと思うようになったのはそれからです。自分でも何か買おうと思ってレコード屋さんに行きました。そこで見つけたのがURCやベルウッドというレーベルのレコードです。あがた森魚、はっぴいえんど、友部正人といった人たちのレコードで、林静一、宮谷一彦、真崎守などといったマニアックな漫画家がジャケットを描いていたのです。そういうレコードをジャケ買いしたのが私と音楽との出会いでした。
レコードはもうおしまい、これからはCDと聞かされていつのまにか持っているのはCDのほうが多くなりました。仕事部屋にパソコンとプリンターが必要になったときに、置き場所がないのでレコードプレイヤーは押し入れにしまいました。いま世の中は配信とかサブスクとかで音楽を聴くようになっているそうですね。なのにまた、一部の若い人たちのあいだでレコードがブームだとか。もうわけがわかりません。
さて、そんなこんなで、好きな音楽とコーヒー、喫茶店の漫画を描きたいと思って描いたのがこの漫画です。フワフワとしているようできちんと仕事をする新野という主人公を描いてみたくもありました。毎回登場する曲はレコードでということで、古いものばかりになりました。あまりマニアックにならないようにと思いましたが、知らないものは描けないないのでずいぶん偏ったものになってしまったかもです。
担当編集者として大島剛氏に、デザインは小沼宏之氏のお世話になりました。コーヒーを飲みながら、好きな音楽を聴きながらお読みいただければ幸いです。
二〇二五年一二月
山川直人
(2026.1.15)